「他の」➡『other』と『another』は何が違うの!?
2024年2月23日
『other』と『another』は「他の」や「もう1つ」という意味で習います。
実際、文章の中では、「他の」と「もう1つの」の使い分けが難しく、なかなか使いこなせない方が多いのではないでしょうか。
今回は、会話の中で使われることの多い、これらふたつの単語の使い方をしっかり明確にしていきましょう。
まず『other(s)』ですが、
これはシンプルに「他の、別の、残りの」を意味する形容詞と代名詞です。
Do you have other questions?
➡他に質問はありますか?
I have others, too.
➡他にも持っています。
『another』は
otherに an がくっついてできたもので
「もう1つ(の)、別のもう1つ(の)」という意味の形容詞と代名詞です。
もともとある特定のものとは別の、又は追加の1つ、1人を意味します。
I want to drink more coffee. Can I have another one?
➡コーヒーがもっと飲みたいです。お代わりをもらえますか?
I’ve already finished reading this book, so I will buy another.
➡この本を既に読み終えたので、他のを買います。
また『the other』という表現を聞いたことがある方も多いと思います。
『the other』は
「もう片方の、もう一方の」(形容詞と代名詞)と訳されますが、
『残りの』がキーワードです。
これは、
冠詞の「a(an)」は、どこにでもあるものの1つを指し
「the」は特定または限定されたものを指す、
という定義を理解していると分かり易いですね。
ポイントは
『the other』は、残されたものが特定されていて
『another』は残されたものが、それだけなのか特定されていない
というところです。
I ate two dishes at that restaurant, and one was good, but the other was not good.
➡そのレストランで2つのお料理を食べて、1つは美味しく、もう1つは美味しくなかったです。
I bought three cakes. You can choose one first, and I will choose another one after you.
➡ケーキを3個買いました。先に1つ選んでいいですよ、あなたの後に私は他の1つを選びます。
最初の文では、2つ料理を食べて、1つは美味しかったといったあと、残りは1つしかないので『the other』を使います。
2つ目の文章は、3つのケーキを買って相手が1つ選んだあと、残りは2つになりどちらを選ぶかは分からないので『another』を使いますね。
いかがでしたか?
学校では違いを明確に教えてくれなかった『other』と『another』。
理解が曖昧で使いこなせない単語はまだほかにもあると思います。
そのままにせずに、しっかり自分の中で理解してからアウトプットすることが、レベルアップの近道になりますね!!