「~ができる」は『can』だけじゃない?!
2024年2月18日
英語を勉強しているほとんどの人が『can』の意味を知っていると思います。
『can + 動詞の原形』で「~ができる」と習いますね。
しかし、『can』以外にも「~ができる」と表現できるものがあるのをご存じですか?
この「~ができる」の意味で使われる『can』は
「能力的にできる」を意味します。
これは過去形の『could』になっても同じです。
I can eat fast.
➡私は、速く食べれます。
I could drink a lot when I was young.
➡若い頃は、たくさん飲めました。
My son can be kind to his friends.
➡息子は、友達にやさしくできます。
では、
「昨日、友人に会えました」「寝坊をして、朝食を食べれませんでした」
はどうでしょうか?
これらの文章は、能力とは関係なくそのことができた、又はできなかった、
ということです。
これらは、多くの人がcanやcouldを使って作ってしまいそうですが、
これは間違いで、この場合、正しくは『get to + 動詞の原形』を使います。
ある機会を得ることにより、それらができる、又はできたことを表します。
『can』が能力的にできる、を表すのに対し
『get to + 動詞の原形』は、
能力とは関係なく、思いがけなくそのことができる、又はできた
というニュアンスです。
例をあげてみましょう。
I got to meet my friend yesterday.
➡昨日、友人に会えました。
I got to spend a lot of time with my family.
➡家族と沢山時間を過ごせました。
I didn’t get to buy it because I had no time.
➡時間が無くて、買えませんでした。
I didn’t get to eat breakfast because I overslept.
➡寝坊をして、朝食を食べれませんでした。
いかがでしたでしょうか?
日本語では同じ「~ができる」でも、
英語ではどのようにできるかによって、
『can + 動詞の原形』と『get to + 動詞の原形』を
使い分ける必要があることが分かりましたね。
これらをよく理解して、
日常のいろんな場面で「~ができる」を『get to + 動詞の原形』で表現してみると、
頭の中がどんどん英語脳に切り替わっていきますね!!