「~の間」 『while』『during』違いは?

2024年3月15日

こんにちは!英語のチカラのShizuka です!
本日は、レッスン中、特に生徒さんの間違えが多いトピックスについて
実際にレッスンでやった内容と共に、解説していきたいと思います!

日本語でもよく使われる、「~の間」ということばがありますが、
英語では、『while』や、『during』を使うことが多いと思います。

ある生徒さんとのレッスンでのことでした。
私は生徒さんに
「子供の頃、夏休みをどう過ごしていましたか?」
と質問しました。
すると彼は、

「I was playing soccer with my friends all the time while a summer vacation.」

と言いました。

「夏休みの間、いつも友達とサッカーをしていました」
こう言いたかったようです。

さて皆さんは、この英文に間違えがあることに気づきましたか?

彼は「夏休みの間」を
while a summer vacation
と表現していますが、実は、ここに間違えがありました。

「~の間」と聞いて、『while』が、思いつく人も多いと思います。
しかし、『while』の品詞は、接続詞です。

『while』➡接続詞

接続詞は文章と文章を繋ぐ役割です。
そのため、文法上、while の後には必ず、S (主語)とV (動詞)が続かなければならないというルールがあります。

接続詞の後 ➡ S (主語)+V (動詞)

実は、「夏休みの間」のように、~の所に名詞を置きたい場合は、
前置詞である『during』を使うのが正解です。

● I was playing soccer with my friends all the time during a summer vacation.
夏休みの間、いつも友達とサッカーをしていました。

使い分けを見てみましょう。

● I was watching TV during dinner.
夕食の間、テレビを観ていました。
● I was watching TV while I was eating dinner.
夕食を食べている間、テレビを観ていました。
● I was taking a note during the English lesson.
英語のレッスンの間、ノートを取っていました。
● I was taking a note while I was taking the English lesson.
英語のレッスンを受けている間、ノートを取っていました。

いかがでしたか?

品詞』は、日本語を話す上ではさほど重要視されませんが、
英語を話す上では、とても大事です。

今回取り上げた、『while』と『during』は、
日本語に訳すときは同じ『~の間』と訳されるのに対して、
英語では、『while』は接続詞で、『during』は前置詞という文法上の違いがあります。

単語を勉強するときは「品詞とセットで勉強する!」を是非意識してやってみてください。
その結果、覚えた単語を正しく文章に当てはめて使えるようになり、
英語力の向上にはとても役に立ちますね!