「some」と「any」、違いってあるの⁉

2024年2月2日

日本語にするとどちらも同じ「何か」
と訳される『some』と『any』。

疑問文・否定文の時は『any』を使い、
肯定文には『some』を使う。
そんな習い方をした方が多いと思います。

確かに、間違いではなく
多くのケースでこれが当てはまります。

しかし、実はそうではないケースもあるんです。

では、それはいったいどんなケースなのか、学んでいきましょう。

まず『some』と『any』の一番の違いは、
特定か不特定か、ということです。

『some』は
特定の何か
で、
『any』は
不特定の何か
を指します。

「I have some questions. 」
➡「私には(いくつか)質問があります。」

これは、私には特定の(いくつかの)質問が存在している
という状況なので『some』が使われています。

一方で

「Do you have any questions? 」
➡「何か質問がありますか?」

これは、相手に質問があるかないかが
聞き手にはわからない状態ですね。
質問が特定されていない為『any』を使います。

この『some』と『any』を使い分ける時の、
特定か不特定かについては、

・Something/Anything
・Someone/ Anyone

などの名詞にも当てはまります。

「I met someone earlier.」
➡「さっきある人に会ったんです。」

この「ある人」は、話し手にとって特定の誰かです。

「Is there anything I can do? 」
➡「何か私にできることがありますか?」

聞き手は自分にできることがあるのかないのかが
分からない状態で聞いていますね。

また、『some』は疑問文で使われるときには、
聞き手に対し「yes」の答えが想定、または期待できる時に使われます。

「Would you like something to drink? 」
➡「何かお飲み物はいかがですか?」

「Do you know someone who speaks English? 」
➡「誰か英語を話せる人を知っていますか?」

いかがでしたか?

日本語に訳した場合には同じ「何か」だけど、
その「何か」がどんな物なのかによって
some』と『any』を使い分ける必要があることが分かりましたね。
some』と『any』は日常的に頻繁に使われる
とても便利な単語です。
これらの違いを明確にして、
会話の中でもどんどん使いこなしていきましょう!