『全体の』なんて言う?
2024年4月28日
こんにちは!英語のチカラのShizuka です!
今回もレッスンでの一部を、皆さんにシェアさせていただきますね!
昨日、あるe-commerceの会社の取締役をされている
生徒Bさんとのレッスンがありました。
Bさんの会社は、積極的に外国人社員を採用していて
先日イタリア人のスタッフが入社しました。
Bさんは、そのイタリア人スタッフにも
会社の経営理念を理解してほしいそうで、
レッスンでは、それを英訳することに取り組みました。
その中で
「依存せずに、チーム全体を見る」を
『Be independent and see all the team』
と訳しました。
Bさんは
『チーム全体』を
「all the team」
と訳したのでした。
実はこれは
『the entire team』
が正しいんですね。
『all』も
『entire』も
「全体の、全ての」と訳される形容詞ですが、
それぞれニュアンスが違います。
『all』は
複数あるものの全体、又は全て
という意味です。
● All the employees work hard.
➡全ての社員は、一生懸命働きます。
● All people are waiting for the restaurant to open.
➡全ての人々は、レストランが開くのを待っています。
一方で
『entire』は
『全体の、完全な』という意味で、
そのものが何も欠けていないということが強調されています。
● I cleaned the ventire room.
➡私は部屋全体を掃除しました。
● You should communicate with the entire team.
➡チーム全体とコミュニケーションを取った方が良いよ。
「全体の」=『all』
のように、
意味言語である日本語のまま、
意味言語では成り立たない英単語を暗記すると、
このような間違いが起こってしまうことが分かりましたね。
日本語訳は同じ
『全体の、全ての』である
『all』『entire』も
しっかり違いを
理解して、使えるようにしていきましょう!