『bored』『boring』間違えたら大変?!

2024年2月20日

「この映画はつまらないです」
「やることがなくてつまらないです」

これらの文章には『つまらない』が共通して使われていますが、
英語ではそれぞれ『boring』と『bored』という違う形容詞を使わなければなりません。

そして、これらの使い分けを間違えると
全く違ったニュアンスで相手に伝わってしまうことがあるため、
注意が必要なんです。

皆さんは使い分けがわかりますか?

これら2つは
『bore』
➡ ~を退屈させる、うんざりさせる
という他動詞がもとになっています。

boring』も『bored』も
「つまらない、退屈な」という意味の形容詞ですが、
何が退屈なのか又はつまらないかによって、使い分けが必要です。

boring』は、
このboreにing がついて、
その主語が「退屈させる、うんざりさせる物や物ごと」という能動態のニュアンスです。

一方『bored』は、
boreにedがついた過去分詞の形で
「退屈させられる、うんざりさられる」の受動態のイメージです。

つまり、
『boring』は、
主語があなたを退屈させる、又はうんざりさせる物・物ごと・人

の時に使われ、
『bored』は、
主語である人物が、退屈又はうんざりという感情を感じている

時に使われる、ということです。

例文で見ていきましょう
I watched a boring movie.
➡つまらない映画を観ました。
The movie was boring.
➡映画はつまらなかったです。
I am bored of this movie.
➡この映画はつまらないです(この映画に退屈しています)。
Are you bored of this movie?
➡この映画に退屈していますか?(飽きていますか?)

ここで、注意が必要なのは

「私は退屈しています」を「I am boring」としてしまうと
「私はつまらない人です」となってしまいます。

もっと言うと「彼は退屈しています」を「He is boring」としてしまうと
「彼はつまらない人です」と、失礼な意味になってしまうケースもあるので、
要注意なんです。

いかがでしたか?

boring』と『bored』には、
大きなニュアンスの違いがあることが分かりましたね。

これらの使い分けを明確にし、何度もアウトプット。
会話の中で自然に使えるようにしていきましょう!!