『go to school』『the school』にならないのは何故?
2024年5月8日
「I go to school every day.」
➡「私は毎日学校へ行きます」
恐らく多くの皆さんが、学生の時に
1度は書いたことのある、センテンスですね。
しかし、丸暗記で覚えたこのセンテンスに
違和感を覚えた方もいるのではないでしょうか?
可算名詞 (数えられる名詞)の前は、必ず冠詞をつける
というのが英語のルールとしてあります。
school は可算名詞なのに、
「私は毎日学校に行く」は
➡「I go to school every day」となり
なぜ冠詞が要らないのでしょうか?
「I go to the school」
にしたら、間違いなのでしょうか?
答えは両方とも間違いではない、です。
そもそも、冠詞がつく名詞の多くは、区切りのあるものです。
なので『the school』とすると、
学校という建物や場所を指すニュアンスになります。
なので「学校へ行く」が
その場所(学校)に行く、という意味で使われている場合は、
『the school』としなくてはならないということです。
● I went to the school to pick up my kid.
➡子供のお迎えに学校へ行きました。
● I will go to the school to see my son’s teacher.
➡息子の先生に会いに、学校に行きます。
それでは「I go to school」の
冠詞が付かないバージョン(無冠詞)を見ていきましょう。
先程、冠詞が付くものは区切られている名詞と言いましたね。
なので
「go to school」の学校は、
建物や場所としての学校ではなくなるということです。
どういうことかというと、
「go to school」は
学校は、勉強をしに行くところ、学ぶところ、という
学校の機能にフォーカスしているということです。
なので、普通名詞に冠詞が付かないケースは、
その名詞が持つ機能にフォーカスしている
ということです。
● I got to university every day.
➡大学に毎日行きます。
● I sometimes go to work on weekends.
➡時々週末に仕事に行きます。
● I went to bed at 10 last night.
➡昨夜は10時に就寝しました。
今回は、意外と学校では教えてくれない
冠詞が付かないケースの
名詞の使われ方について取り上げました。
会話ではよく使われるものばかりなので
違いを明確にして、しっかり復習したら、
ネイティブとの会話にも役立ててみてください!!