『raise』『rise』違いって何?!

2024年3月26日

「朝日が昇る」「手をあげる」。
皆さんはこの2つの文章
raise』と『rise
それぞれどちらを使ったらいいかわかりますか?
今回は、英語を勉強している人にとって、
使い分けが紛らわしいと感じる
raise』と『rise』について取り上げたいと思います。

raise』は
「~を上昇させる、~上げる」という他動詞です。
主語 (S)である物(人)が
何か(目的語)を上昇させる、~上げるということです。
「手をあげる」のは、主語である人なので
raise a hand」となることがわかりますね。
ちなみに、「子育てをする」と言いたいときに、
raise a child」として使われたりもします。

一方、『rise』は
「昇る、上がる」という意味の自動詞です。
なので、主語 (S)である物(人)が
自力で昇る、上がるというニュアンスになります。
太陽は、自力で昇るので
The sun rises.」となります。
「煙が空に昇る」というときにも
The smoke rises into the sky.」となりますね。

例文で比較しましょう。

● The fever rose last night.
➡昨夜は熱が上がった。
(熱は自分の意志とは関係なく上昇する)
● Can you raise the temperature of the AC?
➡エアコンの温度を上げてくれる?
(温度を上げるのは相手)

そして、ここで注意が必要なのが、
これらの発音になります。
raise』は「réɪz(レイズ)」で、
rise』は「rάɪz(ライズ)」となります。

いかがでしたか?

今回は、使い分けの紛らわしい
raise』と『rise』の違いについて取り上げました。

英語ではその動詞が
「自動詞 (目的語が要らない動詞)」なのか
「他動詞(目的語がいる動詞)」なのかが使い分けの重要なポイントになります。
これらは日本語にはない感覚ですが、
品詞のしくみさえ理解して覚えれば、文章を作る時の間違えはなくなります。

みなさんも、動詞を覚える際には是非、
その単語が「自動詞」なのか「他動詞」を
セットで学ぶようにしていきましょう!