『say』と『tell』の違いって何??

2023年12月30日

say』と『tell』の違いは?と聞かれたら説明できますか?

日本語では「~を言う」と習いましたね。

日本語の「言う」は
「もう1回言って」
とか
「それは言わない方が良いよ」
など
同じ「言う」でも、それぞれ違う意味で使われます。

英語の場合、『say』は、
「口から言葉を発する」
という意味があります。
「その文字通りに口から出す」ということです。
なので、「もう1回言って」や「今、何て言った?」などは
say』を使わなければいけません。

一方で『tell』は、
「情報を伝達する」
という意味です。
特に、人に何かを伝える時に使われます。
「これは誰にも言わないでね!」や、「母にそう伝えます」と言いたい時は、
「これ」や「そう」という言葉そのものではなく、
「これ」や「そう」の「内容」をという意味です。

「言う」
がそれぞれの場面で違った意味を持つ日本語と、
同じ「言う」でも
say』と『tell』が存在する英語。
このように日本語と英語は全く違います。

日本人は、日本語の枠の中で英語を習得しようとしがちですが、
日本語と英語の違いを理解するためには
この枠を英語に切り換えることが必要なのです。