何で「go to the bed」じゃないの??

2024年10月23日

皆さんこんにちは!英語のチカラのShizuka です!

今日、ある生徒Cさんとの日課の
英語でのラインのやり取りで、Cさんが

「I will go to the bed early tonight」
と送ってきました。

「今夜は早く寝ます(就寝する)」
と言いたかったようです。

実は、これは間違いなんです。
英語で「就寝する(寝る)」は『go to bed』で
冠詞の『the』がつきません。

Cさんは、bed は「数えられる名詞」なので
「the」をつけたんですね。

確かに、bedは可算名詞なので、本来なら
冠詞( athe のこと)がついたり、
複数形( beds )となったりするはずです。

上の英文で単に bed となっているのは、
bed を「数えられないモノ」とみなしているからです。

しかし、なぜ『go to bed (就寝する)』に
冠詞( athe )がつかないのかというと、
この『bed』は、私たちが就寝する時に横たわる
家具である『bed(ベッド)』を指していないからなんです。

「就寝する」ことは
「go to a bed(ベッドに行く)」ことではないですよね。

「go to bed」は、
1日を終えて床に就く、寝る、就寝する
という概念
なんです。

これは『go to school 』や『go to hospital』も同じです。

学校は、勉強をしに行きますよね。
なので『go to school 』は学校という場所に行くではなく、
学校へ勉強をしに通うという概念
なんです。

友達をどこかへ行くのに学校で待ち合わせをしているので、
学校へ行く場合は 「go to a(the) school」になります。

『go to hospital 』は
「(患者が) 病気やケガの治療のために病院へ行きますよね。
誰かのお見舞いの為に病院に行く場合は「go to a(the) hospital」になります。

いかがでしたか?
「go to bed(就寝する)」には、
冠詞「the」は不要だということが分かりました。

そして、この考え方は
「go to school」や「go to hospital」にも共通していて、
それぞれが「勉強をしに行く」「治療を受けに行く」
という概念を表すように、
特定の場所を指さず、行動を示しているからです。

これらの英語のニュアンスを理解して、
今後の英会話を、よりスムーズにしていきましょう!