意外と知らない「watch」「see」「look」の違い!!

2024年1月15日

・「今日、映画を見るんだ!」
・「さっき渋谷であなたを見たよ」
・「あれを見て!」 

これらの3つの文章は
日本語では同じ、「見る(た)」で表されています。

ところが英語では
全て違う動詞の「見る」を使わなくてはなりません。

皆さんは間違えずに正解をいえますか?

まず1つ目の「今日、映画を見るんだ!」の「見る」には『watch』を使い
「I’m gonna watch a movie today!」
となります。

『watch』のコアイメージは、
意識して何かを見る」又は
動いているもの見る」です。
よく、テレビや映画、又はスポーツを「見る」時に使われます。
これらは、役者の人が演技しているのを、
又は選手たちがプレーしているのを、
自分の見るという意識があって見ています。
他にも
「私がいない間、子供達を見ておいてくれる?」
➡Can you watch my kids while I’m gone?
「少し(数分)私の荷物を見ておいてくれる?」
➡Can you watch my bag for a few minutes?
のような文章にも、実は『watch』を使います。
これらは、自分の荷物や子供達を、
注視してほしいという意味が込められていますよね。

次は「さっき渋谷であなたを見たよ!」ですが、
これは「I saw you in Shibuya earlier!」となります。
この『see』は基本的に、
目線に入ってくるものを見る」又は
動かないものを見る」時に使われます。
「渋谷であなたを見た」は、
見ようとしたのではなく自分の目線に入って来た、
ということを意味していますね。
他にも
「昨日、綺麗な夕日を見ました。」
➡ I saw a beautiful sunset yesterday.
「資料を見ても良いですか?」
➡Can I see the document?
のような文章にも『see』が使われます。

最後に「あれを見て!」ですが、
これには『look』を使います。
『look』は基本的に視線の動きを表します。
「あれを見て!」
Look at that!
「こちらの資料を見てください」
➡Please take a look at this document
2つ目の「look」は名詞で「視線」を意味し
「あなたの視線を取って、資料に向けてください」
という意味になっています。

このように、
同じ「見る」という言葉を違う場面で使うことができる日本語に対し、
英語はそれぞれの場面で「watch」「see」「look」を使い分けなくてはなりません。
日本語と英語の違いを理解しながら英語を学ぶとことにより、
英語の構造が理解でき、よりスムーズに話せることにも繋がっていきますよ!!