正しい発音の大切さ

2024年3月5日

こんにちは!英語のチカラのShizuka です!

今日は苦手意識のある方が多い
「発音」の大切さについて、
お話していきたいと思います。

今日は、とある会社の経営者の方とのレッスンがありました。

彼は70歳近い方ですが、現役でバリバリに働かれていて、
約半年前から週2回(30分×2回)レッスンを受けてくださっています。

模擬レッスンの際に、なぜ英語が話せるようになりたいのか伺うと
「娘に負けたくないんです」とおっしゃいました。

娘さんには留学経験があり、とても流暢な英語を話すのを見て、
ご自分にはできないのが悔しい、という、
大変負けず嫌いな方なんです(笑)

今日の彼とのレッスンで徹底的にやったのが、
『f』の発音でした。

皆さんは『f』を正しく発音できていますか?

この『f』は日本語には無い音なので、
私たち日本人にとっては正しく発音することが難しいんですね。

日本語だと『f』は「エ・フ」と2つの音を発しますが、
英語では無声音なので、空気を吹くだけです。
上の前歯を下唇の内側にくっつけて息を吐きだします。
ふざけて前歯の出ている人の真似をするとき、歯を下唇の前にだしますが、
それを内側にしまうイメージです。
その時に歯と下唇の間から空気を出すことを意識するとやり易いです。

今日のレッスンでは、彼が正しい『f』の発音の感覚がつかめるまで、
このエクササイズをひたすら繰り返しました。
その結果、最後酸欠になりかけながらも、
彼はこの感覚をつかむことができました(笑)

なぜ私がここまで発音にこだわったレッスンをしたかと言うと、
正しい発音はリスニング力に繋がるからなんです。

自分が思っている発音とネイティブの発音が違うと、
知っている単語でも聞き取ることができません。
「アップル」と発音する人が、突然「アポー」と聞こえてきても、
それがリンゴだと判断するのが難しいんです。

いかがでしたか?

「発音はいいから英語が話せるようになりたい」というのは、
なかなか難しいということが分かっていただけましたか?

「英語を話せるようになる」ということは、会話をすること。
会話をするには、相手が言っていることを聞き取るリスニング力が必要です。
だから、正しく発音することは「英語を話せるようになる」上で、
とても大切なことなんです。