英語の『a coffee』ってどういうこと?!
2024年11月15日
皆さんこんにちは!英語のチカラのShizuka です!
「Can I get a coffee?」日常の英会話で
よく耳にするフレーズですよね。
しかし、コーヒーや水のような不可算名詞には、
冠詞の『a』を付けてはいけないと習ったはずなので
なぜこのような表現が使われるのか
疑問に思ったことがある方が多いのではないでしょうか。
実は、この表現には深い理由と便利な慣習が隠れているのです。
今回のブログでは、このような不可算名詞に
「a」がつくケースについて解説していきます!
まず、不可算名詞について簡単におさらいしましょう。
英語では、物理的に数えられないものや抽象的な概念、
集合的な物質を表す名詞を不可算名詞と言います。
例えば、「water(水)」「coffee(コーヒー)」のような液体や
「bread(パン)」「music(音楽)」などです。
これらは数えられないため、通常は「a」「an」「many」などの
数詞をつけることはできません。
代わりに、「some」「a little」「much」などを使って量を表現します。
I want to drink some water.
➡ 水が飲みたいです。
Can I have a little time?
➡ 少し時間を貰えますか?
では、なぜ注文の際に「a」を使うのかというと
名詞が不可算名詞だからではなく、具体的な単位を示すためです。
英語で「a」を使う場合、これは単に「ひとつの」という意味ではなく
「ひとつの単位」「ひとつの量」として解釈されます。
例えば、「Can I get a coffee?」というフレーズは、
文字通りには「コーヒーを1杯ください」という意味です。
コーヒーは不可算名詞ですが、
注文する際には「1杯」という単位で表現することで、
量が明確になります。
ここで使われる「a」は「コーヒーそのもの」ではなく、
あくまで「コーヒー1杯」という量を指しているのです。
同じような使い方は他の飲み物や食べ物にも見られます。
Can I get a soup?
➡ スープを1つもらえますか?
Can I get a salad?
➡ サラダを1つもらえますか?
Can I get a bread?
➡ パンを1つもらえますか?
いかがでしたか?
「Can I get a coffee?」のような表現に見られる、
不可算名詞と数えられる単位の使い方は、
量を明確にし、スムーズなコミュニケーションを促進するための工夫です。
日常生活でよく使われるフレーズですが、
その背景にある言語の特性や文化的な違いを理解することで、
さらに英語を深く楽しむことができるでしょう!