2つの「~まで」、『by』と『until』は全く違う ?!

2024年2月10日

「あなたが戻るまでここに居るよ」
「明日までに電話します」

この2つの文章で共通に使われている「~まで」という言葉。
実は、意味が全く違います。

日本語では、
意味が違っても同じ「~まで」が使われますが、
英語では『until』と『by』を使い分けなくてはなりません。

皆さんはいざと言う時に、しっかりと使い分けができますか?

まず「あなたが戻るまでここに居るよ」ですが

「I’ll be here until you come back.」

となり『until』を使います。
until』は前置詞と接続詞になりますが、
『~まで』の意味は、
ある一定の時まで継続している場合

に使われます。

この文章では、あなたが戻るまでここに居ることが継続していますよね。

一方で『by』は、
ある一定の時までの期限
を表します。
「明日までに電話します」は、
明日が電話をすることの期限なので

「I will call you by tomorrow.」となりますね。

ここで注意したいのは、
あなたに電話することが、
明日という期限までに1回しか起こらないので、
もしこれを間違って、
継続を表す『until』を使って
I will call you until tomorrow.」としてしまうと、
明日まであなたに電話をし続ける、という意味になってしまいます。

他の例文で違い見ていきましょう。

「I will be there by 6pm.」
➡6時までにそこに居ます。
(遅くても) 6時にはそこに到着している

「I will be there until 6pm. 」
➡6時までそこに居ます。
(6時までそこに居続けている

「I have to read the book by tonight.」
➡今夜までに本を読まなければなりません。
(今夜までに、本を読み終えている

「I have to read the book until tonight.」
➡今夜まで本を読まなければなりません。
(今夜まで、本を読み続けている

日本語では同じ「~まで」でも、
英語では文章の中で使われる意味によって
until』と『by』で使い分けが必要です。
そこを間違うと、全く違う意味で相手に伝わってしまうことが分かりましたね。

この違いを明確にして、
自分で色々な文章に当てはめ、繰り返しアウトプット!!
迷わずに使い分けができるようにしておきましょう!