自分がなぜ英語を話せるようになりたいのか、又は話せるようにならなければならないのかを明確にしてください。例えば、3か月後に海外からクライアントが来るので、それまでに相手の言っていることが理解でき、自分の話したいことも当たり前に話せて、尚且つビジネス英会話ができるレベルにならなくてはいけない場合「どのレベル」が明確なのと「3か月後」というタイムリミットもわかっています。そのような場合は、3か月間みっちりコーチがついて、徹底したレッスンが受けられることは勿論ですが、学習を進める上での手厚いサポートもついているオンライン英会話を選ぶ必要があり、必然的に値段も高くなります。一方で、近々海外旅行に行きたいと思っていて、その時に困らない程度に英語が話せるようになりたいというケースは、明確なタイムリミットがなく、旅行で困らないレベルという比較的達成しやすい英語力を求めています。そうなってくると、値段の高いオンライン英会話でがっつり英語を習う必要性は低いので、まずは安価なものから始めてみるのが良いかもしれません。

「いつまで」に「どのレベル」の英語力が欲しいのか明確にする

「いつまで/どのレベル」が明確な場合、徹底したサポート付きのものを選ぶ

目標が明確ではない場合、まずは安価なオンラインスクールから始めてみる

最も大事なことの1つは、自分が日本人講師・外国人講師のどちらから教わりたいかを明確にすることです。「英会話オンラインスクール」と検索すると、外国人講師によるものが多いですが、勿論彼らは日本語を話しません。外国人講師からのレッスンを受ける人は、もともと英語がある程度できるのでそのレベルをキープしたい方、又はインプットは豊富だけどアウトプットの場がないので英語を話したいような上級者の方達向けです。基本的にオンライン英会話の外国人講師は、文法のミスをみつけた場合直すかもしれませんが、なぜそうなるのかの解説はしてくれません。なので、分かっていたけどその場だけ間違えてしまった方は良いですが、そうでない方の場合、その場で自分の間違いを消化することができないので、また同じ間違いをしてしまう確率が高いです。一方で、日本人講師のレッスンは間違いをしっかり指摘し解説してくれるので、分からないことを明確にしてから進むことができ、初級～中級者の方にお勧めです。また、ネイティブ講師からちゃんとした発音を学びたいと思っている方は、どこの国のネイティブなのかを明確にしてください。私達と同じように第2か国語として英語を話している講師は、発音があまり良くないケースがあります。発音を重視している方は、そこを注意して選んでみてください。

日本人講師・外国人講師のどちらから教わりたいか

どこの国のネイティブ講師なのか

オンライン英会話は、恐らく「手軽さ」が最大の売りの1つで、そう思って受講を検討される方も多いと思います。オンライン英会話のほとんどが、ZoomやSkype等のビデオ通話を使ってレッスンを受講しますが、中には独自のアプリを使ってレッスンを提供しているオンライン英会話があります。その場合は、そのアプリをダウンロードできるのかの確認が必要になってきます。また、パソコンでしかレッスンを受講できないオンライン英会話もあります。そのようなオンライン英会話でレッスンを受けたい方は、パソコンを持っているか、又はその為にパソコンを準備する必要があります。

独自のアプリでのレッスンの場合、そのアプリのダウンロードが可能かどうか

PCでのレッスン受講が必須か

オンライン英会話の受講料金は、ピンからキリまであります。仕事の為にいつまでに特定の英語力を習得しなくてはならないという明確なゴールがある方は、ビジネス英会話に特化しているものや、専門のコーチが付いたオンライン英会話を選択する必要があります。そのようなものは、だいたい3か月～1年間の受講期間が決まっているコースを選択し、その期間分のレッスン料を支払うので、受講料金が割と高めなものが多いです。しかし明確なゴールがなく、趣味で英会話を始めてみようという方は、受講料金が安く気軽にレッスンが受講できるオンライン英会話から始めてみるのが良いかもしれません。そのようなものは、レッスン料金が月々の支払いのものが多く、レッスンをお手頃な価格で受講できます。

明確なゴールがある場合、専門のコーチが付いたものを選択する必要がある

専門のコーチが付いたものは、受講料金が割と高めなものが多い

趣味レベルの場合、受講料金が安く気軽にレッスンが受講できるものから始めてみる

オンライン英会話は、ほとんどがビデオ通話でのレッスン受講だと思いますが、中には自分の顔を講師に見せたくないという方もいらっしゃいますよね。しかし、レッスン受講中はビデオが常にオンの状態であることが必須のオンライン英会話もあったりします。それが嫌な方は、ビデオがオフの状態でもレッスンの受講が可能かの確認をしておく必要があります。

レッスン受講中、ビデオ通話がオンである必要があるかを確認する

レッスンで使用する教材は、オンライン英会話によって様々です。またその中でも、日常会話/ビジネス英会話、TOEFL/TOEIC対策などの、選ぶコースによって使う教材が違ってきます。大手オンライン英会話は、独自の教材を使ってレッスンを行うことが多いですが、個人のオンライン英会話の場合、それぞれのニーズに合わせて市販のテキストを使う場合があります。その場合は、テキスト代はレッスン受講料金には含まれていないケースが多いです。ほとんどのオンライン英会話でレッスンの受講を決める前に無料トライアルを行っているので、その際にどのような教材を使ってレッスンをするのか、テキスト代は受講料に含まれているのかなどを、しっかり確認しておきましょう。

大手オンライン英会話は、独自の教材を使ってレッスンが多い

個人のオンライン英会話は、市販のテキストを使う場合が多い

テキスト代はレッスン受講料金に含まれるのか、いないのかの確認をする

レッスンを開始してから、何らかの事情でしばらくの間、又はこれ以上レッスンの受講ができなくなってしまった場合、レッスンの休会・退会/解約を検討しなくてはいけません。オンライン英会話によっては入会金を支払うものもあるので、1度退会/解約してしまうとレッスンを再開したいと思った時に、また入会金を支払わなくてはいけません。なので、受講できない期間が分かっている場合は、退会/解約ではなく休会をお勧めします。ただ、オンライン英会話によっては休会ができないものや、休会の期間が3か月～1年など決まっているものもあります。更に、退会/解約したい日の1カ月前などに、通知しなくてはいけない場合もあります。また、3か月～1年のプランで契約している場合は、1度受講料金を支払うと、返金ができないというオンライン英会話もあるので、特に退会/解約についてはしっかりと確認をしておく必要があります。

受講できない期間が分かっている場合は、退会ではなく休会がお勧め

休会ができなかったり、休会できる期間が決まっているオンライン英会話もある

どのくらい前までに退会通知をする必要があるかの確認

途中退会した場合、受講料金の返金がないプランもある

オンライン英会話によって、レッスン予約の仕方が違います。気軽に低価格で受けられる大手オンライン英会話の場合、自分が受けたい時間の5分前までに予約を完了すれば、レッスンを受けることができます。急に時間が空いた時や、すき間時間に気軽にレッスンを受けたい方にはお勧めです。しかし、そのようなオンライン英会話の多くが、月々受講できるレッスンの回数が決まっているプランで契約し、その都度自分でレッスン予約をしなくてはいけません。なので、自分でしっかりと管理ができないと、自分の契約プランのレッスン回数を消化できないまま、いつの間にかタイムリミットを迎えてしまうということがあります。一方で個人のオンライン英会話の場合、契約しているレッスンプランの期間分、又は月ごとにレッスン予約ができるものが多いので、レッスンがあることさえ忘れなければ、レッスンを無駄にすることはありません。

オンライン英会話によって、レッスン予約の仕方が様々

大手オンライン英会話は、自分が受けたい時間の5分前までの予約でOK

個人のオンライン英会話は、契約プランの期間分、又は月ごとのレッスン予約が多い

レッスンを予約しても何らかの事情で予約したレッスンが受講できなくなり、キャンセルしたいことはあります。実は、オンライン英会話によってそのキャンセルポリシーは大きく違います。例えば、ある大手オンライン英会話は30分前までにキャンセルすれば、そのレッスンは振替可能ですが、それを越えてしまうとレッスンを受講したとみなされ、1回分のレッスンが消化されてしまいます。個人のオンライン英会話になると、1～3日前までにキャンセル申し込みをしないと、振替ができずに消化されてしまうものが多いです。なので、予定が定まりにくく急なスケジュール変更が起きやすい方の場合は、キャンセルポリシーが緩いオンライン英会話を選ぶか、しっかりレッスンのスケジュール管理ができる状態でオンライン英会話を受講できるようにしましょう。

オンライン英会話によってキャンセルポリシーが大きく違うことがある

大手オンライン英会話は、30分前までのキャンセルで振替可能

個人のオンライン英会話は、1日～3日前までにキャンセル申し込みが多い

レッスン中にみっちり英語を教えてもらうのは勿論ですが、レッスンの受講以外でのサポートを比較するのも、オンライン英会話選びのポイントの1つです。例えば、レッスン時間外で英語に関する質問があった時、24時間LINEで質問ができるサービスや、同じオンライン英会話を受講している人同士が、情報交換できるコミュニティーに入ることのできるサービスのあるオンライン英会話もあります。ビジネスに特化した短期集中型でコーチが付くレッスンプランを提供している、比較的受講料が高いオンライン英会話だと、プレゼン等の英語資料の添削をするサービスが含まれているものもあります。一方で、受講料がリーズナブルな大手オンライン英会話は、レッスンの提供以外のサポートが付いていないものがほとんどです。

24時間LINEで質問ができるサービス

同じオンライン英会話受講者同士が、情報交換できるコミュニティー

プレゼン等の英語資料の添削サービス

レッスン以外のサポートが付いていないものもある