You are cute! は失礼かも!?
2024年1月18日
「あなたの娘さんはかわいいですね」
「あなたの奥さんはかわいいですね」
私たち日本人がよく使う『かわいい』と言う言葉。
英語では何と言いますか?と聞かれたら
『cute』や『pretty』が頭に浮かぶ方が多いと思います。
特に違いはないと思っているかもしれないこの2つの単語。
実は、使い方を間違えると相手に失礼に聞こえてしまうのです。
まず『cute』ですが、これは
「子供っぽい、愛嬌のあるようなかわいらしさ」
を表します。
そのため、子供、小動物、小物などに使われることが多いのです。
また、仕草や動き、雰囲気も含めて
この『cute』を使うことができます。
一方『pretty』は
「綺麗又は素敵、のニュアンスを含んだかわいいらしさ」
を表します。
日本語では、大人の女性に対しても
「かわいい」を使うことがありあすが、
英語ではこの場合「女性的なかわいらしさ」の意味を持つ
『pretty』を使います。
子供っぽいかわいらしさを表す『cute』を使うと
「幼い感じがしてかわいい」と捉えられてしまうので
注意が必要、ということですね。
例えば、洋服のプレゼントをもらった時、
「I got a cute dress!」
と言うと、
幼い又は若い人向けのかわいいドレスを想像しますが
「I got a pretty dress!」と言うと、
エレガントで綺麗目な大人向けのドレスを想像します。
そして『pretty』は「愛らしい」よりも
「美しい」や「素敵な」に近い意味合いが強いので、
景色や街並み、家具又は装飾品などにも使われます。
よく使うフレーズの例をあげてみます。
「あの犬はかわいいね」
➡That dog is so cute.
「あなたの娘さんはとてもかわいいですね」
➡Your daughter is so cute.
「あなたの奥さんはかわいらしいですね
➡Your wife is pretty.
「この部屋からの景色は素敵ですね」
➡The view from this room is pretty.
日本語の感覚のまま丸暗記で英語を話そうとすると、
無意識に失礼なことを言ってしまうこともありますね。
同じ『かわいい」でも
『cute』と『pretty』をしっかり使い分け
どんどんアウトプットして自分のものにしていきましょう!