よく耳にする『even』使い方は明確?

2024年5月21日

ネイティブとの会話や、
映画・ドラマなどでよく耳にする『even』。
実際自分が会話で使うとなると、
どうやって使っていいのかわからない…
そんな風に思っている方が多いのではないでしょうか?

今回のコラムでは
そんな、知っていると一歩ネイティブに近づける
『even』の使い方を解説していきます!

『even』には、最も使われる意味として
「~でさえも、~ですら」の副詞の意味があります。

私でさえそれができませんでした。
Even I couldn’t do that.
● 息子は英語の歌さえ歌うことができます。
→ My son can sing even English songs.
● 彼女は匂いを嗅ぎすらしませんでした。
→ She didn’t even smell it.

『even』を使う時に、注意するべき点があります。
それは『even』置く場所です。

『even』は置く場所を間違えると、
間違ったニュアンスで相手に伝わってしまいます。

置く場所によるニュアンスの違いを
比較してみましょう。
● 「私でさえ」それができませんでした。
Even I couldn’t do that.
● 私はそれを「することさえ」できませんでした。
→ I couldn’t even do that.

● 息子は「英語の歌さえ」歌うことができます。
→ My son can sing even English songs.
● 息子は英語の歌を「歌うことさえ」できます。
→ My son can even sing English songs.

● 彼女は匂いを「嗅ぎすら」しませんでした。
→ She didn’t even smell it.
● 「彼女ですら」匂いを嗅ぎませんでした。
Even she didn’t smell it.

いかがでしたか?
「~でさえも、~ですら」の意味を持つ副詞の『even』は、
日常的に使う場面が多く、知っておくと便利な言葉です。
一方で、使い方を間違えると
相手に間違ったニュアンスで伝わってしまうので、
注意が必要です。
今回で『even』の正しい使い方が理解出来たら、
積極的に会話の中で使って、自分の物にしていきましょう!