”It“の本当の意味って??

2023年12月25日

英語を勉強しているなかでは、
たくさん目にする『It』。
Itの意味をほとんどの人は
『それ』だと思っているのではないでしょうか。
でも、
実は『It』は
『それ』という意味で使われていないケースがほとんどです。

例えば、
It’s Monday. 
(月曜です)
How far is it from a station?  
(駅からどのくらいですか?)
It is raining . 
(雨が降っています)

これらのItを『それ』と訳すと変な意味になってしまいます。
実は『It』は、
そのものの実体はないけれど、
話し手と聞き手の間で
既に理解しあえているものを指す時に
使われます。

日本語では、
月曜だよ、
と言われたら曜日のことを言っているのが分かります。

雨が降っているね、と言われたら天気。
7時だよ、と言われたら時間です。
このように、日にちや曜日、時間、距離、天気などでは
いちいち、曜日は月曜だよ、天気は雨ですね、などとは言いません。

英語はというと、
日本語とは違って、
必ず主語を入れなければならないので、
熱いね、は、It’s hot.
遠いね、は、It’s far.
遅いね、は、It’s late.
と、このような時には『It』が使われます。

こんなふうに、
it』の本当の意味は
『それ』ではないのです。

it』の役割を感じながら、
よりたくさん使う練習をすることで、
スムーズな表現ができるようになりますね。